じじョ~
いつものバス停にて――
「ほ~ほ~……しおバタ~メロンパンっ!?」
イブキが珍しくグルメ系アプリを見ながら、そんな声を洩らす。
「メロンパンにうるさいイブキさんならこれはたべなきゃだよね!」
そんな事を言いながら続きを読み進めるイブキ。
「ふむふみゅ……ザクザクなショッカンにバタ~クリ~ムをしみこませ、ヒョ~メンにはタマゴをぬりこんで……そっか~。なるほど、わっかんない! これはたべてみないとダメだねっ!!」
イブキがそんな決意を固めている隣では、
「LINEでブロックされてるか、調べる方法かぁ~……」
月夜がそんな記事を読んでいた。
「メッセ~ジ返信の遅い相手や通話をかけても不在が多い場合はブロックされている可能性があるかぁ~」
「一番簡単なのはタイムラインが見えなくなる。ブロックされると『まだ投稿がありません』と表示される。ただし特定の人にのみ非公開にできる設定もあるので決まったワケじゃない」
「とりあえずタイムラインが前は見えたのに『まだ投稿がありません』に変わったらブロックされてる可能性大なのか~」
「ん? 月夜だれかにブロックされてんの?」
「アンタの返信が遅いからよ」
「あ~……イブキさんさいきんはツ~チをきってるからね~」
「なんでよ。連絡できないじゃない」
「だって、オンゲ~のヒトとかいろんなヒトにおしえたらイチジカンに100ケンこえんだモン。つねになってんだよ? そとでても2ジカンでデンチなくなっちゃうし」
「多すぎんのも大変なのね」
LINE疲れを目の当たりにした月夜だった。
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