ころっケ。
いつものバス停にて――
「へぇ~……これはいいアイディアだな~」
イブキがネットで話題の記事を集めたものを見ながら、
「コンザツするフ~ドコ~トで30プンいないにたべてでたら、ソフトクリ~ムのムリョ~けんプレゼント! こんなんジッシツデザ~トつきみたいなモンじゃん!」
イブキがそんな事を言いながら、家具チェ~ンで試みられているアイディアを称賛する。
「かいてんりつあがってミセもトクだし、キャクもソフトクリ~ムもらえるしソ~ホ~にトクだよねっ!」
イブキがそんな事を言っている隣では、
「バレンタイン企画で爆誕! チョココロッケ? また……すっごいのを揚げちゃったわね~」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「アブラで揚げない焼いたコロッケ。お店も銀座にあるし、オシャレなビジュアルではあるわね」
月夜がコロッケというよりパンのようにオシャレな見た目をした画像を見ながら、
「レビュ~はっと……北海道クリ~ムチ~ズ使ったチョコム~スが異なる味わいを出してておいし~かぁ~いいかも? バレンタインコロッケかぁ~」
「コロッケってまえに月夜、リップクリ~ムわすれたときにコンビニいってコロッケたべてたよね?」
「だって、家にあるのにまたリップ買うのも……コロッケなら唇をアブラコ~ティングしながらおいし~し一石二鳥っ!」
「そんなコロッケのつかいかたするの月夜だけだよ」
イブキが呆れ顔でそういうのだった。
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