こあラ。
いつものバス停にて――
「オ~ストラリアって夏なんだ~」
月夜がスマホでなにかの動画を見ながら、
「そ~いえば、シュ~ゾ~もオリンピックにいっててニホンがダイカンパでタイヘンなんだって」
イブキが明らかにニュ~スで言ってたままを口にする。
「そうなんだ。んんっ!? オ~ストラリアってフツ~に道端にコアラがいるのかな?」
オ~ストラリアは今現在、真夏――その熱気にやられて項垂れて街路樹に寄りかかっている野良コアラ映っている動画を見ながら、
「カワイイなぁ~。日本でネコみるぐらいな感じにオ~ストラリアではコアラいるのかな?」
月夜が暑さでグッタリしているコアラに水をあげる動画を見ながら、
「う~みゅ……コアラってつかいふるしたセ~タ~みたいなケらしいよ、あとツメがするどいからだっこするとケッコ~いたいらしいよ」
月夜の言葉にそんな事を返すイブキ。
「そ~なんだ――って、なんでアンタそんな事を知ってんの?」
「ん~……オンゲ~でしりあったヒトがいってた」
「使い古したセ~タ~みたいな感触なのかぁ~……」
月夜はセ~タ~の腕部分をモフモフしたときの感触を思い起こす。
「月夜。コアラってじめんのうえだとシュンビンだからつかまえてモフろ~としてもムダだよ」
「そ、そんな事考えてないわよっ!」
スマホでオ~ストラリアまでの航空券価格を見ていた月夜はそう言い返すのだった。
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