ちゅ~しャ。

 いつものバス停にて――


「バレンタイン企画で某ピザ屋が『ハ~ト型』ピザを販売かぁ~」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「おもしろいとは思うケド……」

 そんな事を言いながら読み込まれたピザの画像を見ながら、


「これって……食べるトコへってるよね?」

 月夜は画像を『ジ~』と見詰め、指で形をなぞったりしながら、そんなセコイ事を言っている隣では、


「あたらし~ヨボ~セッシュはいたくない?」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読みながら首を傾げていた。


「チュ~シャなのにいたくないのかな? どゆコトだろ~??」

 そんな事を洩らしながら、先を読み進める。


「ほ~ほ~。サイシンのゴクボソのハリなのでいたみをかんじないっ!? おぉ! これならヨボ~セッシュいってもいいかも」


「なに? アンタ注射怖いの?」


「う~みゅ……こわいとゆ~かイタいじゃない! ウデにフ『ブスっ!』といいくんだよ! 『ブスっ!』と」

 イブキが自分の腕に注射をするマネをしながら、


「『プス』の間違いでしょ? ちょっとチクっとするだけじゃないの」


「いやいや。そんなナマヤサシイもんじゃないよっ! イブキさんのHPまっかになるモンっ!」


「でも、アンタ前に刺す前にすっごい痛がってて、刺さったときはなんかヘ~ゼンとしてたじゃない? 痛いって決めつけてるから痛いと思うんじゃないの?」


「う~……そ~かもしんないけど、めのまでハリのさきから『ぴゅ~』ってヤクエキ? だしてて、いかにも『さぁ、いたがりたまえ』みたいなかんじでウデをもつおイシャさんがイヤなのっ!!」


「嫌っていわれてもお医者さんも好きでやってるワケじゃ……」


「いやいや。あのフ~イキはぜったいスキでやってんだよっ! ヨボ~セッシュのチュ~シャかかりのヒトはぜったいにドSなのっ!!」

 そういって譲らないイブキ。

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