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いつものバス停にて――


「広島風お好み焼きすた丼?」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「どんな物なんだろ?」

まったくイメ〜ジがわかず、首を傾げる月夜。


「茶碗三杯分のごはんの上に広島風のお好み焼きをのっけた丼――なお、かき混ぜづに重ねて提供かぁ〜……食べるときには混ぜちゃいそう、見た目悪いし、インスタ映えしないケド……」

月夜がそんな事をいっている隣では、


「twitterにミライジンあらわらるっ⁉︎」

イブキがそんな胡散臭いニュ〜スを読んでいた。


「3カのヒにtwitterじょ〜で2075ネンからやってきたというジショ〜ミライジンがあわられた。う〜みゅ……ホント〜なんだろ〜か?」


「ホントなワケないでしょ」


「え〜! わっんないじゃん‼︎」」


「未来の事なんか言ってんの?」


「んっとね〜……コトシはジンコ〜エ〜セ〜がラッカするんだって」


「まあ、それは当たったらちょっとは興味でるかも……?」


「ちなみに2075ネンのシュトはオカヤマだってさ」


「なんか一気に信じる気持ち萎んだわ。首都移転とかって聞くと一気に胡散臭くなる……岡山がどうこうじゃなくって……」


「ほかには――2075ネンにはギュ〜ドンのすばらしさがみとめられてセカイのシュショクになる」


「信じるっ! そっか〜! やっと時代がウチに追いつたのねっ‼︎」


「いや、ウソだけど」

感動する月夜にそう言い放つイブキだった。

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