じっしつたダ。
いつものバス停にて――
「渋谷にあるピザ屋でピッツァ三枚頼めばクジが引けて当たればタダ! ハズレても一枚はタダっ!!」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に瞳を輝かせていた。
「もし、一〇〇枚食べても、二〇枚分のお金しか払わなくてもいいって事じゃないっ!!」
月夜の頭の中でどうゆう計算が行われたかわからないがそんな事を言って感激している月夜の隣では、
「こ、こんなキョ~アクハンザイがおこってたなんて……!?」
イブキがゲ~ム系ニュ~スを見ながら、
「クレ~ンゲ~ムでケ~ヒンがぜったいとれないムリゲ~にしあげるなんて……なんてザンコクなっ! しかもマニュアルまでつくってソシキぐるみでやってたなんてっ!!」
「なによりゲ~ムをアクヨ~するななんてっ!」
イブキはそういって憤慨する。
「ソシャゲのガチャとかも似たよ~なモンじゃない?」
月夜がそういって口を挟んでくる。
「ぜんぜんちがうよっ! ソシャゲのガチャはあたるのっ!……カクリツひくいけど(こごえで)」
「何十万回まわしても出ないなんて0と一緒じゃない」
「カクリツがひくくってもそこにかけるのがシンのゲ~マ~なのっ! それがホントの0パ~セントならタダのトロ~になっちゃうじゃん!! 0,000000001パ~セントにはかけられるけど、ゼロにはかけられないよっ!」
「最初からやらなけらばタダじゃん!」
「ふふん♪ でるまでやればジッシツタダってメ~ゲンしらないの?」
「……いや思考停止してひたすらガチャ回してるだけ、ソレ」
ドヤ顔のイブキにそう言い放つ月夜だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます