じっしつたダ。

 いつものバス停にて――


「渋谷にあるピザ屋でピッツァ三枚頼めばクジが引けて当たればタダ! ハズレても一枚はタダっ!!」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に瞳を輝かせていた。


「もし、一〇〇枚食べても、二〇枚分のお金しか払わなくてもいいって事じゃないっ!!」

 月夜の頭の中でどうゆう計算が行われたかわからないがそんな事を言って感激している月夜の隣では、


「こ、こんなキョ~アクハンザイがおこってたなんて……!?」

 イブキがゲ~ム系ニュ~スを見ながら、


「クレ~ンゲ~ムでケ~ヒンがぜったいとれないムリゲ~にしあげるなんて……なんてザンコクなっ! しかもマニュアルまでつくってソシキぐるみでやってたなんてっ!!」


「なによりゲ~ムをアクヨ~するななんてっ!」

 イブキはそういって憤慨する。


「ソシャゲのガチャとかも似たよ~なモンじゃない?」

 月夜がそういって口を挟んでくる。


「ぜんぜんちがうよっ! ソシャゲのガチャはあたるのっ!……カクリツひくいけど(こごえで)」


「何十万回まわしても出ないなんて0と一緒じゃない」


「カクリツがひくくってもそこにかけるのがシンのゲ~マ~なのっ! それがホントの0パ~セントならタダのトロ~になっちゃうじゃん!! 0,000000001パ~セントにはかけられるけど、ゼロにはかけられないよっ!」


「最初からやらなけらばタダじゃん!」


「ふふん♪ でるまでやればジッシツタダってメ~ゲンしらないの?」


「……いや思考停止してひたすらガチャ回してるだけ、ソレ」

 ドヤ顔のイブキにそう言い放つ月夜だった。

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