じだいセ~。

 いつものバス停にて――


「ウニとステ~キフェア?」

 月夜がグルメ系アプリのなかにあった、そんな記事を読んでいた。


「肉とウニって……別々に食べたほうがおいし~様な……あっ! でも食べずにそんな事言っちゃダメだよねっ!! やっぱし直接食べないと……じゅるり」

 月夜は読み込まれた画像を見ながら、そんな事を言っている隣では、


「145ニンのオトコのヒトがキュ~コンした19セ~キのビジョっ!?」

 イブキがそんな記事を読んでいた。


「うわっ! オッサンじゃんっ!?」

 イブキが期待しながら読み込まれた美女の画像を見た瞬間にそう言い放った!


「ホントに145ニンのヒトがキュ~コンしたのかな? おヒメさまってはなしだからオ~ザのためにとかそんなん?? はっ! もしかしてイブキさんがこのジダイにいたら1マンニンにキュ~コンされたんじゃないかしら?」

 イブキがそんな事を言っていると、


「いや、この時代の美的感覚がこれだったら、この人に似てないアンタじゃ誰も見向きもしないんじゃない?」


「えっ!? じ、じゃイブキさんがモテるジダイは――?」


「さぁ? 宇宙世紀になってからじゃない??」


「ガン〇ムのジダイになんないとイブキさんモテないのっ!?」

 そういってショックを受けるイブキだった。

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