あおいやツ。
いつものバス停にて――
「からあげのブラックホ〜ル味かぁ〜……」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「うわっ! ホントに真っ黒っ⁉︎」
月夜は表示された商品の画像を見ながら、
「イカ墨はともかく竹炭パウダ〜ってなんだろ? おいし〜のかな?」
レビュ〜を読みながら首を傾げている月夜の隣では、
「ま、まさか……」
イブキがなにやら驚愕していた。
「か、かえってくんだ……ぜんぜんおとさたなかったのに……11がでる……だと……?」
「……プレ4にXバコ、スイッチにパソコンでリリ〜スってほとんどゼンブのハ〜ドでいけんじゃん! こんだけのハ〜ドでハンバイしてもいけるってコトなんだろ〜ね〜a」
「ね〜ね〜なにがそんなにスゴイの?」
「んとね〜ロック――あのアオイロボットがかえってくんだよっ!」
「青い? う〜ん……」
月夜はしばらく考えた後に、
「ドラえもん?」あおいやツ。
「それもアオイけど、ちがう! かたほ〜のウデにジュ〜ついてるアオイロボットっ!!」
「? 空気砲つけたドラえもん??」
青いロボット=ドラえもんな月夜だった。
「だ・か・ら! ドラえもんのじゃないってっ!! たおしたテキのワザつかったり、しぬとき『ティウンティウン』ってゆ~おとともにムス~のひかりになってきえるアノ、アオイロボットだって!」
「ポッケからいろいろだしていろいろできるし、死ぬ時にティ――よくわかんないケド、そんな音もするかもしんないし、青いロボットならドラえもんのでしょ!!」
「もういいやそれで」
どこまでいっても青いロボ=ドラえもんのな月夜に諦めるイブキだった。
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