そ〜グ〜

いつものバス停にて――


「あの餃子で有名なトコが女子会かぁ〜」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「一八〇〇円で六〇分食べほ〜だい――餃子七〇皿はいけるわね〜」

月夜が自分と同レベルの集団を想像しながら、


「採算合わなくてすぐ終わっちゃうかな? その前に行っときたいわね」

月夜がそんないらぬ心配をしている隣では、


「ジンセ〜ではじめてソ〜グ〜したセクシ〜キャラかぁ〜……」

イブキがゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんなアンケ〜ト記事を読んでいた。


「 アンタの事だから自分って言いそう」

イブキの呟きを聞きとめた月夜がそんな事を言ってくる。


「そんなコトないよ。イブキさんがイッチバンさいしょにソ〜グ〜したのは〜……」

少し考えた後、


「マイさんかな〜。シラヌイのあの『たゆんたゆん』はかなりショ〜ゲキテキだったよっ!」

月夜にもわかるようにスマホ画面に件のキャラを写しながら、


「この人なんで……その……こんな格好してるの?」

かなり際どい服装のキャラにそう言う月夜。


「ニンジャだからっ!」

なんの答えにもなってない答えを自信満々に返すイブキ。


「忍者ってこ〜ゆ〜モンだっけ?」


「クノイチだモンっ! あとこの『たゆんたゆん』はみせなきゃ!」

またも答えになってない返答を自信満々に言い放つイブキだった。

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