そロ。

 いつものバス停にて――


「ふ~みゅ……クリス――ゴリラへんが12ガツ14カかぁ~……はやくやりたいなっ!」

 イブキがゲ~ム情報を見ながら、そんな呟きを洩らした。


「んっ!?」

 下部にあった、記事を見たときイブキはそんな声を上げる。


「ライネンにはFF7のリメイクじょ~ほ~があるカノウセ~だいっ!」


「ライネンのE3かそのチョクゼンにFF7リメイクのハンバイビこくちがあるとト~シカむけのカイケンでシャチョ~がシサした――おぉ! ゲ~ムにくわしいヒトは4ガツから6ガツぐらいにハンバイするだろうとコメント!! おぉ! コトシはワゲ~RPGがすっごいアツかったけど、ライネンもつづきそ~だっ!!」

 イブキが瞳を輝かせながら、そんな事を言っている隣では、


「JKが一人でいったコトのある場所かぁ~」

 月夜が話題の記事を集めたアプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ファ~ストフ~ドは半数の人が経験有、そ~よね~……たまには視線を気にせずにハンバ~ガ~四個とかポテトどんだけ食べられるかしてみたいわよね~」

 月夜がそんな共感を全く得られない呟きを洩らす。


「他にカフェは三割ほど、四人に一人は一人映画館もいってるかぁ~……そ~よね。ものによっては一人で見たいものあるわよね。最近だとあのバスケよかったなぁ~……」


「そ~いえば、牛丼はどこに分類されるのかしら? JKの一人牛丼率……きっと九八パ~セントとかよね」

 月夜がそんな事をいっていると、


「したのほ~でギャクにヒトリでいたくないイベントってのがあるよ」

 イブキが月夜のスマホ画面を覗き込みながら、


「三位バレンタイン、二位クリマス、一位誕生日かぁ~……見事にウチ全部一人だわ」


「……イブキさんも」

 そう言って二人してタメ息を吐くのだった。

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