めりっト。
いつものバス停にて――
「つぎは4カイイキでケッテ〜かぁ〜……でも、ぜんぶダブルゲ〜ジだと8カイイキなみになるなぁ〜」
イブキがゲ〜ム系ニュ〜スを見ながら、そんな事を洩らす。
「もんだいはナンイドだよね〜……レイテだし、レイテだし――スイライでセンカン、ク〜ボふくむレンゴ〜カンタイたおせとかフツ〜にいわれそ〜。こっちケ〜ク〜ボカンタイでアイテはキチコ〜ク〜たいシエンありのセイキク〜ボキド〜ブタイたおせとか……なんっていってもレイテだしっ!」
「ねぇ」
月夜がスマホ画面を見ながら声をかけてくる。
「ん〜?」
「アンタって何時間も踊ったり、飛び跳ねたりできるってホントっ?」
月夜が『まさか……⁉︎』といった表情でそんな事を聞いてくる。
「うん。むかしのダンスゲ〜ムとかやってると、そんなかんじだから、たぶんス〜ジカンはできるとおもう」
イブキが2000年代初頭に流行ったゲ〜ムを思い出しながら、
「うわ……ウチだったらムネが千切れてるわ」
月夜が自身の豊満なムネに手をあてながら、
「? 月夜だってそんぐらいのタイリョクあるでしょ??」
頭に疑問符を浮かべながら問ひ返すイブキ。
「じ、じゃあさ……仰向けからなんの支障もなしにうつ伏せに移行できるって……ホントなの?」
さすがにそれはありえないよねっといった表情で尋ねる月夜。
「うん〜さいきんはベッドでよくゴロゴロまわりながらスイッチしてるよ――それがど〜したの?」
「アンタ幸運ね」
貧乳で得する人生といった内容の記事を読みながら、そう洩らす月夜だった。
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