ふぐあイ。

 いつものバス停にて――


「ふ~ん……コンビニ各社が朝メニュ~を強化かぁ~……」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「だいたいどこもコ~ヒ~とパンだ。サンドイッチってトコもあるけど……やっぱしこの季節は中華まんでしょっ!」

 月夜は紙袋に包まれたホックホクのピザまんを出しながら。


「去年は肉まんばっかしだったからね~。今年はいろいろな味にチャレンジしてみよ~とゆ~ウチの試み……あ~ん」


「ん? スマホのOSアップデ~ト通知きてる」

 画面内の表示に気付いて、更新をしようとした時、


「あ~……いまはやんないほ~がいいかも?」

 イブキが待ったをかける。


「へっ? なんで??」


「う~んと……いまねiOS11のアップデ~トを7イゼンのタンマツでやると、フグアイほ~こくされてるから、おもくなったり、キョ~セ~シュ~リョ~がヒンパンにおこったりすんだって」


「そ~なんだ。じゃ、やめとこ」

 月夜はそういって更新を保留する。


「でも、そんな事よく知ってたわね。アンタの最新型でしょ?」


「ふっ……サイシンガタもサイシンガタでフグアイでてんだよ……ガメンにミドリのセンがでて、メ~カ~もゲンインわっかんないって……」

 顔に陰縁をつけて、そういうイブキ。


「それで、さっきからずっとスマホいじってるのね」


「そう……でも、なおんないみたい」

 そういって落ち込むイブキだった。

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