け〜ぶル。

いつものバス停にて――


「アキのメンテでナナセキかんたいをくめるよ〜にっ⁉︎」

イブキが最新のゲ〜ム情報の中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ど、ど〜ゆ〜コトだってばよっ! ナナセキって……」

動転のあまり某火影のような口調になってしまうイブキ。


「でも、これは、ニシムラかんたいぜ〜いんのレンドをあげるヒツヨ〜セ〜がでてきちゃったなぁ〜……90だいでマンシンしてるけどキケンかな?」

そんな風に自軍のさらなる強化を考えていると、


「あっ! ねね、イブキ、イブキ」

隣からなにやら慌てた様子の声が、


「電池切れちゃうっ! 予備の充電器持ってない?」

月夜がスマホを振りながら、そんな事をいってくる。


「ふってもバッテリ〜はカイフクしないよ、いえでジュ〜デンしてこなかったの?」

イブキはカバンから予備バッテリ〜を取り出しながら、


「それがね――ありがと。ケ〜ブルに挿しても充電されてなかったのよね〜」


「あぁ。ダンセンしちゃったかな? よくなるもんね」


「そうそう。きづくとなってるのよね〜……よっと」

月夜は予備バッテリ〜と自身のスマホを繋ぐ。


「あれなんとかなんないのかなぁ〜……」


「ふふん♪」

イブキはそんな声を洩らした後に、


「そんなときこそサイセンタンですよっ! サンシンエ〜ですよっ‼︎ ムセンジュ〜デンでダンセンいらず」


「うん〜……まあ、そのうちにね〜」

イブキのハイテンションにそう冷たく遇らう月夜だった。

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