ふっかツ。

いつものバス停にて――


「そ、そんなウチが知らない裏メニュ〜があったなんてっ⁉︎」

月夜がグルメ系アプリを読みながら、そんな声を上げる。


「定番のつゆだくやネギ多め、赤多めは知ってたケド、ぶっかけ丼? これは知らないなんだろ??」

そんな事を洩らしながら先を読み進める。


「普通に頼んでも出てこない。まずつゆだく丼と味噌汁を頼んで、おもむろし牛丼の中に味噌汁を投入? えぇ! こ、これは……ちょっと……いや、なんでも実食してみないと……」

月夜がそんな事をしている隣では、


「おぉ! あのアイボがふっかつっ⁉︎」

テクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を見つけ瞳を輝かせるイブキがいた。


「しかも、イゼンのカイハツチ〜ムをサイショ〜シュ〜っ!」

読み進めながら滾らせるイブキ。


「こんどはAIをト~サイしてカデンもソ~サできるようにっ!? いや……よくかんがえたらそれはペットロボとしてモエポイントダウンなきがする……」


「やっぱしイヌ、ネコはちょっとバカなほうはカワイイよね。サカナやいたグリルにアタマつっこむネコとか、ソファ~のスキマにハサまってでられなくなるイヌとかさ~。ケ~カイにエアコンつけて、スイハンキうごかして、センタクまでしちゃうペットはベンリだけど……ね~月夜」

 そういって隣の月夜に同意を求める。


「ウチは……ウチになついてくれる機能があればいいかな」

 昔、アイボに蹴られた箇所を摩りながら、暗い表情でそう言う月夜だった。

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