ねこしヨ〜。

いつものバス停にて――


「ふ〜ん……今日、小惑星がかすめんだ〜」

月夜が情報アプリの中にあった、そんな記事を読みながら、


「まあ、衝突しないならいいや。さぁ、なにかおいしそ〜な新商品ないかな〜……」

あまり興味がなかったのかアッサリとそう言い放って他の記事を探し始める月夜、その隣では、


「ご、ゴ〜ホ〜てきにガッコ〜をやすむホ〜ホ〜?」

イブキがそんな記事を読んでいた。


「まずネコをヨ〜イして……ネコさんいないとできないのかぁ〜……」

そんな事を洩らしながら続きを読み進める。


「ふむふみゅ……ネコさんのタイオンはヘ~ネツで38ドから39ド――へぇ~……ヒトよりぜんぜんあっついんだネコさんって」

 そんなど~でもいい事を言いつつ、


「あとはこのネコさんにタイオンケ~をあてれば、38ドいじょ~のオンドになるかぁ~……タイオンケ~をわたすときには「ちょっとネツあるかも?」「ネツはかったらこんなんだった」とかダレのネツとかくわしいコトはさけアイマイにしておくと、バレたときのリロンブソ~につかえますかぁ~……いいな、コレやってみよっ!」


「無駄っ!」


「いや~。ホントにビョ~キだったらど~すんのさ~?」


「本当に病気でも連れていくからっ!!」


「そ、そんな……オニっ! アクマっ!! タイショクカンっ!!!」


「いや、大食漢って大食いの健康的な男性を指す意味で――誰が男ですってっ!」

 月夜の振りあげたバス停に『ぱこ~ん!』という軽快な音とともに飛ばされ、空に消えていくイブキだった。

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