かりが〜ル。

いつものバス停にて――


「デンセツのクソゲ〜をハンバイしカイシャがショ〜メツのききのおちいり、ト〜ジをしるヒトは『アタリショック』とゆ〜なまえでデキゴトをかたる、あのカイシャからシンガタがっ⁉︎」

イブキがゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「そのなも『アタリボックス』………………」

名称を見てしばらく絶句してしまうイブキ。


「Xバコのパクリじゃん⁉︎ まだカイハツハッピョ〜のだんかいなのに、なにこのノ〜コ〜なシシュ〜っ⁉︎ ダイ2ジアタリショックきそ〜だよっ! みえてるジライどころかカンバンたってるジライだよっ!!!」

イブキがそんな風に騒いでいる隣では、


「へぇ~……猟師さんになるには初期費用三〇万円ぐらいなんだ~」

 月夜がジビエ系の記事の関連項目にあった『猟師になるには』といった記事を読んでいた。


「なに? 月夜、ハンタ~になりたいの??」

 イブキは山奥で熊と殴り合ってる月夜の姿を想像する。


「なんか失礼な事考えてない?」

 ジト目でそういう月夜。


「そんなコトないよっ! カッコイ〜とおもうよっ‼︎」


「別になりたいワケじゃないけど……もしなったら毎日イノシシとかシカたべほ〜だいかな〜って……」


「いやいやいや、月夜ならクマでしょ」


「なんでウチなら熊なのよっ!」


「ほかのド~ブツさんだとよわいものイジメになりそ~だし」

 イブキはバス停振り回してイノシシやシカ相手に無双する月夜の姿をイメ~ジしながらそう言うのだった。

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