てんいチ。

 いつものバス停にて――


「センゲツいってた9ガツ23ニチにチキュ~メツボ~するってはなし……センモンカが10ガツ21ニチにヘンコ~? う~みゅ……このヒトたちいっつもチキュ~メツボ~いってるなぁ~」

 イブキが呆れながら、怪しいオカルト系の記事を読んでいた。


「ゼンカイの9ガツせつはちょっとしたケ~サンミス? なるほど、なるほど……コンカイさらにショ~サイにケイサンしたら「10ガツ21ニチだったでゴザル……こんかいホント、ホント。ホントのホンキで10ガツ21ニチ」とメ~ゲンしているかぁ~……」

 イブキがそんな胡散臭い自称専門家の言い訳を楽しんでいる隣では、


「ついに今日ね!」

 静かな闘志を秘めた目で秋の空を見上げている月夜がいた。


「まず開店と同時に突撃、駆け付け一杯を堪能して無料券をGETして――」

 月夜は頭の中でいかにして効率よく無料券をもらえる方法を模索しはじめる。


「んんぅ!? 今年からスタンプカ~ドも導入っ!? 一〇個でラ~メン一杯無料っ!!! こ、これは計算やり直さなくっちゃ――ホントは影分身とか使えるといいんだケド……」

 そこでオカルトニュ~スをネタ的な意味で楽しんでいるイブキの姿が目に入る。


「ね、ねぇ――」


「ん~?」


「ヒマならちょっと付き合ってよ」

 こ~してコッテリラ~メン地獄に牽きづり込まれるイブキだった。

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