さいずかン。

いつものバス停にて――


「こんげつのランカ〜ほ〜しゅ〜なんだろ〜な〜?」

イブキがゲ〜ムの情報を見ながら、そんな事を呟く。


「フユまでにホンジッソ〜されるしんソ〜ビか〜……なんだろ? ユ〜グンかんたいよ〜ムセンとかだったらおもしろいかも」

イブキがそんな事を言っている隣では、


「アメリカのアリゾナにある岩がアレに見えて仕方ないと話題? アレってなんだろ?? ってなんでこんな記事がグルメアプリにはいってんのよっ!」

月夜がグルメ系アプリにあった、そんなカテゴリ〜違いを疑わせる記事をみて首を傾げていた。


「えっ! こ、これってっ⁉︎」

そう言いつつも気になって記事を開き読み込まれた画像を見て、そんな声を上げる。


「なにこれ? ハンバ〜ガ〜?」

イブキが覗き見してきたそんな事を言う。


「あ〜……確かにそ〜見えるかも」

月夜も画像――荒野の中に佇む巨石を見ながら、


「形からするとビックマックかな?」

月夜がスマホ画面に指先を当てながら段を数えそう続けた。


「だれかがつんだのかな〜?」


「ん〜……そんな事よりもこのサイズのハンバーガ〜がほしくなっちゃうよね〜」


「ううん。イブキさんこんなおっきいのゼッタイいらないっ!」

月夜の言葉を全否定するイブキだった。

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