すぱイ。
いつものバス停にて――
「マック対マクドかぁ〜……」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「東京のロ〜ストビ〜フバ〜ガ〜と大阪のビ〜フカツバ〜ガ〜かぁ〜……ウチにとってはマックでマクドでもいいけど、この二つは気になるわね〜……」
月夜が二つのハンバ〜ガ〜画像を見ながら、
「ロ〜ストビ〜フはレタスに赤ワイン風味のブラウンソ〜ス……ビ〜フカツのほうは特製ソ〜スとマヨソ〜ス、チェダ〜チ〜ズの相性がいい……これは……どっちも食べるしかないわね」
月夜が静かにそんな決意をしている隣では、
「こ、これはいったいなにが……っ⁉︎」
イブキがスマホ画面を見ながら、地球滅亡のシナリオを聞いた編集者のような表情でそんな事を洩らしていた!
「なによ? 面白い顔して」
その様子に月夜もそう声をかけてくる。
「こ、これみてよ」
そういって差し出すイブキのスマホ画面には――
「なにこれ? キノコの山??」
スマホ画面には人気のチョコ菓子の画像が写っていた。
「よくみてよっ!」
「あっ! これチョコの部分がタケノコ! 下のサクサクのトコはキノコなのに」
「これはスパイだよっ! ユ〜セ〜のキノコはボクメツをもくろんだタケノコがわの……」
イブキが顎に手をあて名探偵のような声音でいう。
「いや! もしかしたらゼンメンセンソ〜にはってんしないためのワヘ〜をモサクしているのかもっ⁉︎」
「単純に工場で隣のレ〜ンがタケノコで混ざちゃっただけでしょ」
月夜が飽きて顔で言うのだった。
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