ぎょ〜ザ。

いつものバス停にて――


「ナツイベはじまったなぁ〜……」

イブキがスマホ画面を見ながら、ポツリと洩らした。


「メンテながび〜たし、みんなあきらめてねちゃったかな〜? それともレキセンて〜とくのイジとしてセンコ〜ぐみとしてネムケやベツノモノとたたかいながらコ〜リャクしたのかな? サギリてにいれたヒトいんのかな?」

やや寝不足ぎみな瞳のまま、そんな事を呟くイブキの隣では、


「餃子食べほ〜だいっ⁉︎」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に飛びついていた。


「ギョ〜ザなんて4コもたべればジュ〜ブンじゃない? アブラもすっごいしケッコ〜おなかにくるよ」

イブキが至極もっともな意見を言うも、


「そんだけしか食べらんないのはアンタがちっこいからよっ! 女子高生の平均餃子満腹数は四八個よっ! だいたい一皿五個ぐらいだから……九皿とちょっと。ホントは十皿いけるケド、いかないのが控えめな女子高生のイイトコよっ!! フツ~のOLさんなら十皿いけると思うわっ!!!」


「ウソだウソだウソUSODAっ! ぜ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ったいウソだ!! ヒトサラでジュ~ブンだよっ!!」


「なによっ! ウチが平均的なJKじゃないってゆ~のっ!?」


「うん」

 そこはキッパリ否定するイブキだった。

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