くロ〜

いつものバス停にて――


「う〜ん……11よかったな〜」

イブキがゲ〜ム情報を見ながら、クリアしたゲ〜ムの余韻に浸っていた。


「まさかカイハツのヒトがいっていた「ダレかがハッケンするコトをいのっています」ってコメントしてたクリアとくてんがアレだったとは〜……なかなかイイかんじだったよねっ! いま、おも〜うとチョクゼンにきたトロフィ〜のアレってこのアレとカンケ〜してたんだな〜」

イブキがネタバレしないように絶妙な呟きをしている隣では、


「そ、そうなんだ……」

月夜がオシャレ系ニュ〜スを見ながら思い詰めた表情をしていた。


「こ、これが就活にも影響するんだっ!?」

 月夜は自信の豊満な胸を見下ろしながら、


「いらないならチョ~ダイよっ!」

 その呟きを聞きつけたイブキが素早くそう言う!


「あげられるんならあげてるトコっ!!」

 月夜も負けじと言い返す!


「むう……」


「結構、大変なのよっ! 可愛い下着もないし、服も胸に合わせると全体的に『ダボっ!』とした感じになるし」


「そっかな~? イブキさんにムネがあったら50ニンくらいのオトコのヒトにいいよられそ~だけど……」


「それはない! それと胸がおっきい状態でアンタみたいに走ったり、跳ねたり、野球部の球を蹴り返したりといったアクティブな行動したら胸が重力で千切れるからっ!!」


「えぇ!? ほんとに??」

 さすがにそれを聞いたら少し躊躇するイブキ。


「ウチがそんな行動とったコトないでしょ? ハッキリ言ってアニメキャラみたいに『バインバイン』なんて乳揺れさせたら靱帯切れてチョ~痛いわよ」


「ん~……月夜って……」


「ん?」


「なんかいつもムイミにチュ~にういてて、まえいるヒトを「ヌルいわっ!」って、いいながらぶっとばしてるイメ~ジだけど……」


「なんでウチそんなラスボス的なポジになってんのっ!?」

 イブキの認識に改めて驚く月夜だった。



【ネタバレ注意】イブキの呟きが気になる人は彼女のTwitterでっ!

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