ぜつだいなしんらイ。
いつものバス停にて――
「アメリカでウナギが路上に散乱っ!?」
月夜がグルメ系ニュ~スにあっていいものか疑問を残る、そんな記事に飛びついた!
「いいじゃない! ウナギのつかみ取り!
ばっ! ばっ! と何かの能力者のように手を掲げながら、そんな事を言う月夜。
「高速道路を走行してたトラックが横転して積荷が道路に散乱。あぁ……事故だったのか……」
月夜は手術前の執刀医のようにあげてた手を下す。
「しかも、ヌタウナギ……確かヌタウナギってヌルヌルのネバネバの液体を出すやつじゃなかったっけ? これはブチマケタのかぁ~…………ひどい事になりそう……」
月夜がゲル道路を想像している隣では、
「たべるニジカンまえにたべるとおいし~メロン?」
イブキがTwitterで話題の、そんなツイ~トに首を傾げていた。
「ね~ね~月夜。これど~ゆ~イミだとおもう?」
「ん~? おいし~食べ方は食べる二時間前に食べる事? なにこれ??」
同じように月夜も首を傾げる。
「なんだろ~ね?」
「たぶん書き間違えなんだろうケド……」
「きっとトキのカベをこえろっ! てきなイミなんだよっ!!」
「そんなのできる人いないでしょ? ど~やってこれ書いた人はおいし~って確認したのよ?」
「ん~……おいし~モノたべるためなら月夜もトキのコベこえそ~だけど」
「なによ? その妙な信頼感は」
イブキの期待に満ちた眼差しを受けながら、そう返す月夜だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます