あイ。
いつものバス停にて――
「う~みゅ……ナツイベってだいたい8ガツの10カぜんごがマイトシのケ~コ~だけど、コトシはヒトツキいじょ~まえからコクチ……これはなにかアルなっ!」
イブキがアゴに手をあて、そんな事を呟いている隣では、
「あなたのハンバ~ガ~愛が試されるイベントっ!?」
月夜がグルメ系ニュ~スの中にあった、そんな記事に喜びの声を上げていた。
「まさにウチのためにあるよ~な企画じゃないっ! しかも新商品の半額ク~ポンまでもらえるなんてっ!!」
記事を読み進めながら、テンション上げていく!
「まずは――バ~ガ~診断と連携アプリを認証させって――っと」
月夜はスマホを操作する。
「これでヨシっ!――っと」
「あぁ、月夜」
「ん~?」
「それニセのサイトなんかでてるらし~よ」
「そうなのっ!?」
「うん。ほら――」
そういってスマホ画面を見せてくるイブキ。
「ね」
「大丈夫っ! ウチのハンバ~ガ~愛はそんなモンに引っかからないからっ!!」
ものすごい自信満々にそう言い切る月夜。
夕方にはなりすまし被害に遭い、イブキに泣きつく事になる。
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