しんじゃんル。
いつものバス停にて――
「う〜みゅ……コンゲツのランカ〜ホ〜シュ〜はアメリカのヒコ〜キかぁ〜……タイク〜10なんだ。ヘルキャットにしてはひくいよ〜な? フォッケウルフよりはつよいとおも〜けどなぁ〜……F4コルセアのほ〜はイワイさんよりつよめなのになぁ〜……まあ、どっちのカイシュ〜まちかな?」
イブキが予備のスマホでゲ〜ム画面を見ながら、そんな事を呟いていた。
「それよりも、やっぱしこれはサラトガのカイニふらぐなんかな? そしてコルセアのほうにいるヨ〜セ〜さん――」
言いながら、スマホ画面を食い入るように見つめる。
「さいしょシロ、カイでクロ。つぎのカイニでシロクロのシマシマかな〜ってウワサあったけど……」
白と黒のシマシマ模様ワンピを着た妖精の姿を見ながら、そんな事を言っているイブキの隣では、
「ライトノベルとVRを融合させた新ジャンルの登場?」
月夜がテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「まるで自分が主人公になったかのような没入感が売りかぁ〜……う〜ん……文字媒体だからこそ読者が好きに想像できる余地があるのにVRでしかも声優つかった音声までついちゃうとど〜なんだろ?」
そんな疑問の声を口にすると、
「ホラ〜ならありかもね〜」
「そっかな〜?」
「月夜がバスて〜もっておっかけてきたら、みんなにでるとおも〜うよっ!」
自信満々にそう言い切るイブキ。
「ウチってジェイソンみたいなポジションだったのっ⁉︎」
認識される立ち位置に驚かされる月夜だった。
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