びっグ。
いつものバス停にて――
「ポ〜ランドでイケのなかからケンがみつかる? エクスカリバ〜じゃんっ!」
イブキがニュ〜スを読みながら、そんな声を上げた。
「なんか……おもってたよりちっちゃいなぁ〜……」
発見された剣の画像を見ながら、不満そうに呟く。
「あとはこれをデンセツのカジしょくにんにもってたり、レンキンガマにオリハルコンとイッショにいれたりすればサイキョ〜のケンができんだろ〜なぁ〜」
そんな妄想をしているイブキの隣では、
「世界のデッカい動物かぁ〜……」
月夜がそんなタイトルの記事を読んでいた。
「こ、これは……」
月夜は幼女が自分の背丈よりも大きいウサギを抱えて画像を見て上擦った声を洩らす。
「いいっ! すっごいカワイイっ‼︎ 抱き締めながら寝たいっ‼︎」
132センチの大ウサギ――ダライアスの画像を見ながら、
「でかっ⁉︎」
イブキも一目見るなり、そんな声を上げる。
「いいなぁ〜……デッカいウサギさんセナカにのってねれそ〜」
「132センチじゃ、ちょっと無理じゃない? あっ! こっちのメコン大ナマズなら乗れそうだけど」
「いや……ギョルイは……ヌルヌルだし、しかも2メ〜トルごえのナマズってイブキさんがまるのみされそ〜だし……」
「じゃ、こっち牛は? 四、三メ〜トルのトリガ〜君」
「イブキさんサンニンブンかぁ〜……セナカにのるにはおっきかな〜」
「ビッグマック七六六五個分……」
「月夜っ! メがハンバ〜ガ〜になってるよっ⁉︎」
動物画像を見てもホッコリしにくい二人だった。
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