きじゅン。

 いつものバス停にて――


「セガのいままででたソフト――メガドラ、ドリキャスなどのカテ~ヨ~ソフトをほぼすべてムリョ~でハイシンするセガフォ~エバ~がカイシっ!?」

 イブキがゲ~ム情報の中にあった、そんな記事に歓喜の声を上げる!


「これは……これはセガシンジャにとっては、ドリキャスセ~サンチュ~シのヒホ~がで2001ネンいこ~15ネンカンでイチバンうれし~ニュ~スだよっ!」

 イブキがそういって喜んでいる隣では、


「これから食べ物が悪くなりやすい季節。そ~よね~……ウチは滅多に食べ物腐らせないケド、きをつけなくっちゃ!」

 グルメ系アプリの中にある、記事をみながらそんな事を言う月夜がいた。


「食べ物の種類別にみる、こ~ゆ~状態になったら食べてはいけない食べ物の状態かぁ~……一応、みておくかな~」

 そんな事を洩らしながら記事の続きを読み進める月夜。


「ふむふむ……牛乳の場合は酸っぱい臭いがして、舐めれば苦味や酸味がある場合はやめたほうがいいと……タマゴは塩水にいれて浮かんだら腐ってると……おぉ!そ~なんだっ!!」

 月夜が感心していると、


「そんなコトしなくてもさ~」

 イブキが口を挟んでくる。


「ん?」


「月夜だったら、なにたべてもヘ~キでしょ!」


「……アンタ、ウチをなんだと思ってんの?」

 さも当然のように人外扱いされ、そう問い返す月夜だった。

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