すぽっト。

 いつものバス停にて――


「マックがマルウエァア感染で電子マネ~が使えないトラブルかぁ~……」

 月夜がグルメ系アプリにのっていた、そんなニュ~スに顔をしかめる。


「なんでグルメ系アプリにパソコンのニュ~スがのってんだろ?」

 そんな事を言いながら首を傾げる。


「あっ! マックでパソコンじゃなくって、ファ~ストフ~ドの方かっ!? だからグルメ系ニュ~スにのってたのね」

 月夜がそんな事をいっている隣では、


「こいびとができたらしてみたいデ~トランキング?」

 イブキがそんな如何わしい記事を読んでいた。


「エ~ガデ~トがいちばんニンキかぁ~……イブキさんもしたいなぁ~……」

 スマホ画面を見ながら、そんな事を洩らす。


「にばんめがスイゾクカン? へぇ~サカナさんみるのもニンキなんだ~。サンバンメのハナビデ~トはわかるきがするけど、イブキさんはおうちでマッタリデ~トがいちばんすきだけどヨンバンメかぁ~」

 そんな事を言いながら月夜をみると、


「ね~ね~。月夜はどんなデ~トしてみたい」


「食べほ~だいデ~ト」


「だよね~」

 即答され、『やっぱりネ』といった表情をするイブキだった。

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