ぜんじド〜

いつものバス停にて――


「う〜ん……ズイウンまつりセ〜キョ〜っぽいなぁ〜……オンドのサンカきねんはシショ〜のポストカ〜ドとモチ?」

イブキがイベント参加者のTwitterをチェックしながらそんな事を洩らしていた。


「おモチとかいいなぁ〜……でも、イブキさんは『ズイウンだましい』かかれたアノハッピがほしい〜。どっかのうってないのかな〜?」

イブキがそんな事をいっている隣では、


「お風呂が苦手かぁ〜……」

月夜が女子のおしゃべりコミサイトで話題になってるスレッドを見ながら。


「これから暑くなってくるし、多少疲れてても無理してはいるケド……」

そんな事をいいながら人差し指を髪に巻きつけつつ、


「メンドイよね〜……イブキさんもゲ〜ムチュ〜ダンしていくのがイヤではいるのすっごくおそくなっちゃうよ」


「ん〜……ウチはお風呂いいけど髪を乾かしたりするのがね〜」


「そっか〜……まえテクノロジ〜ニュ〜スでみたゼンジド〜ニンゲンセンタッキはやきできないかな〜」

そんなイブキの呟きを聞いて、


「ん〜……」

月夜は洗濯機にはいって頭だけ出した状態のまま『ゴウン、ゴウン』回ってるイブキの姿を想像する。


「いや、ウチはいいや」

そのイメ〜ジを残したまま、そういう月夜だった。

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