そ〜ス。

いつものバス停にて――


「おぉ! DXコン・バトラ〜Vほっし〜!」

イブキが特大サイズの超合金ロボ玩具を見ながら瞳を輝かせる。


「むかしのジシャクでひっつくやつもよかった? よかったかな〜……? ジリョクがよわくてホジョベルトがつくようになったのはガンなえしたけど……コンカイはダイジョブだよね? チョ〜ゴ〜キンだましいだしっ!」

ロボット玩具の最高ブランド名を出しながら、


「5マン5500エンかぁ〜……って、スイッチよりたかいっ⁉︎ プレ4プロよりもたかいじゃんっ⁉︎」

イブキが価格に衝撃を受けている隣では、


「ビッグマックのソ〜スが限定販売されていたっ⁉︎」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に飛びついた!


「販売開始が一二時で五分後に終了していた。う〜ん……事前に知ってたら落札しにいったんだケドなぁ〜……残念」

そういって落ち込んでいる月夜に、


「それならヤフオクにテンバイされてるよ」

イブキがスマホ画面を操作して、ぺ〜ジを見せる。


「ホントだっ⁉︎」


「ジュ〜バイのカカクにハネあがってるけどね〜」

そういって下へとスクロ〜ルさせると0一個増えた価格が表示されるのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る