てんしょク。
いつものバス停にて――
「ナツにリアルグレ〜ドのズイウンがおひろめかぁ〜……いまいちズレたハッソ〜だけどキライじゃないな〜」
イブキがスマホ画面にあるイベント告知を見ながら、そんな事を洩らした。
「そ〜いえば、ナガサキのゴト〜レット〜でカイテ〜につきささったセンスイカンみつかったんだっけ? ロ50かイ58のどっちからし〜けど、どっちなんだろ?」
海底に垂直に突き刺さった潜水艦の画像を見ながら、
「ん? チョ〜サしきんのボシュ〜?」
下の関連項目に気づくイブキ。
「ふむふみゅ……センスイカンのチョ〜サしきんのボシュ〜――1000エンでオレ〜のメッセ〜ジ、5000エンでロ50かイ58(チョ〜サでハンメ〜したほ〜)のTシャツ、10000エンでカイテ〜につきささったセンスイカンのシャシンかぁ〜……10000エンいっとくかな〜」
イブキがそんな投資をしようとしている隣では、
「一日中、ネコを撫でる仕事っ⁉︎ いいのかしら、そんなんでお金もらって……払う方ならわかるケド……」
月夜が求人アプリの中にあった、そんな仕事に食いついた!
「動物病院のお仕事かぁ〜……ふふ、ウチの天職ね」
月夜はソファ〜に腰掛けて膝の上にのっかた猫を撫でる自分の姿をイメ〜ジする。
「いやいや。月夜にはムリでしょ」
そういって近くにいたネコを拾い上げる。
ネコは人に慣れているのか、イブキの扱いが上手いのか暴れもしなかった。
「んわっ!」
それが月夜のちかくいくと狂った様に暴れ始める!
「ど〜ど〜。あばれないあばれない」
イブキが必死に落ち着かせようするが、一向に治る気配がない。
「ほら、こんなかんじだし、ムリでしょ」
「た、たまたま気が立ってるだけよ」
そういって手を伸ばすと、暴れていた猫が大人しくなる。
「ほらほら〜大人しいじゃない」
「う〜ん……」
イブキは月夜の腕にネコ鼻頭をつけると大人しく、離すと暴れる反応を見て、
「これってド〜ブツぎゃくたいかな〜」
と、洩らすのだった。
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