すまほぐっズ。
いつものバス停にて――
「ふ~みゅ……」
イブキがむつかしい表情をしながらスマホ画面を見ている。
「こくみんてきにユ~メ~なフィギアスケ~タ~がインタイのリユ~はむねがおっきくなりすぎたから? う~みゅ~……イブキさんもはじめようかな……」
イブキがそんなアホな決意をしている隣では、
「ネット通販おもしろアイテムかぁ~……」
月夜がオシャレ系アプリの中にあった、そんなランキング記事に興味を憶えた。
「ふ~ん……なかなかおもしろそう!」
画面を下へとスクロ~ルさせていく。
「スマホスタンドやスマホをはめ込む3DVRゴ~グルかぁ~……こ~ゆ~のは興味ないかな、おっ! 完全に電波を遮断できるスマホポ~チ? そんなの何に使うんだろ?」
月夜が小首を傾げる。
「ほらエ~ガとかにいくときとかじゃない」
イブキがそう指摘する。
「あ~……なるほど、普通に電源切るほうが早いと思うケド……。あっ! これいいっ!!」
「ん~? なにこれ? なんでスマホにテニスボ~ルがひっついてんの?」
先端にテニスボ~ルの付いたクリップバサミを見ながら、
「これはねスマホ本体につけて犬や猫をおびき寄せていい写真を撮るアイテムなのよ」
「へェ~……でもさ~」
「ん?」
「月夜にイヌもネコよってこないからつかいみちなくなく?」
イブキがそう言うのだった。
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