た〜みね〜タ〜

いつものバス停にて――


「牛まん?」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を発見した。


「肉まんとなにが違うんだろ〜?」

首を傾げながら、記事の続きを読み進める月夜。


「中華まんにつかわれるミンチ状の肉じゃなくって、スライス肉を使用する事で肉々しさを味わう事はできる……」

記事に夢中になっていく月夜の隣では、


「ロシアでヒトガタのロボットがシャゲキくんれん? ふくシュショ〜がtwitterでコ〜カイ??」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事に注目する。


「すごっ! タ〜ミネ〜タ〜じゃん‼︎」

イブキがゲ〜ムかアニメにでてきそうなスタリッシュな画像を見て。


「これにエンカクそ〜さでFPSのランカ〜にせつぞくしたらつよそ〜だけど、AIでジリツがたにすんのかぁ〜……」

そんな事を洩らしながら、リアルロボットのような画像を見つめ――


「……月夜のがつよそ〜」


「ウチと比べんのかいっ⁉︎」

イブキの呟きにそう反応する月夜だった。

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