しきべツ。
いつものバス停にて――
「NASAがジュ~ダイハッピョ~? こんどはエンケラトゥスにかんしてかぁ~……まえはエウロパだったし、NASAいっつもジュ~ダイハッピョ~してんなっ!」
イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、記事を見ながらそんな事を呟く。
「駄菓子の定番『よっちゃんいか』のアタリを判別する方法?」
月夜がグルメ系ニュ~スの中にあった、そんな記事に興味を惹かれた。
「ふ~ん……アレってウチもときどき食べるケド、もともとアタリの確率高い気がする」
「8っこに1こっがアタリらし~よ」
イブキがそう言って口を挟んでくる。
「へぇ~……やっぱし、そこそこ高いわね」
「で、で――ど~すればアタリがわかるの?」
「待ってね……」
急かすイブキに月夜はスマホ画面を下へとスクロ~ルさせる。
「えっとね~……アタリとハズレは製造ラインが違うために賞味期限の刻印の間隔や文字が他のハズレと違うんだってさ~」
「へェ~……」
「それで多くのハズレと見比べればアタリを引くのはそうむつかしい事じゃないって――でもさ」
「ん?」
「さすがに一個ン十円なのを延々選でる姿は悲しいよね」
「そうかも」
駄菓子売り場で延々、アタリを探してる姿を想像して同意するイブキだった。
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