みらイ。

いつものバス停にて――


「ゲスイしょりじょ〜にミチのウィルスっ⁉︎」

イブキがハザ〜ドニュ〜スといった危険なにおいのするニュ〜スサイトにあった、そんな記事になぜか興奮している。


「これはくるかな? バイオハザ〜ドきちゃうかな?」

ワクワクしながら、そんな事を言っているイブキの隣では、


「女子中高生のコミニティサイトでアンケ〜トした結果――七割が日本の将来を悲観?」


「明るいと思うと答えたのは一割ほど……を大幅に上回る結果かぁ〜……まあ、暗いニュ〜スばっかしだしね……」

 そんな事を言いながら隣で下水道にロマンをはせるイブキを見ながら、


「アンタはノンキそ~でいいわね」


「むう! シツレ~なっ! イブキさんだっていろいろかんがえてるモンっ!!」


「へぇ~……なにを?」


「んとんと……センキョにいったのにオトナっぽくなんないのはナゼ? とか」


「だろうね」

 一瞬、まともな回答を期待した月夜はそういって肩をすくめるのだった。

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