ふぁみり〜ね〜ム。

いつものバス停にて――


「ふ〜みゅ……ドラクエ10はウィ〜ばんがシュ〜リョ〜にともなって、アキにでるスイッチばんがウィ〜でプレイしてたヒトにのみムリョ〜アップグレ〜ドする。いいね。こ〜ゆ〜プレイヤ〜をおきざりにしないサ〜ビスはヒョ〜カたかいよっ‼︎」

イブキがゲ〜ム系ニュ〜スを見ながら、そんな事を呟いている。


「スイッチもバグほ〜こくのホ〜シュ〜が200マンエンまであがったし、ドラクエしながらバグみつけたらオカネまでゲット!」

そんな皮算用をしているイブキの隣では、


「カッコイイ名字かぁ〜」

月夜がオシャレ系ニュ〜スの中にあった、憧れる苗字という記事を見ながら、


「ん? カッコイイみょ〜じってゆ〜と……ホ〜オ〜インとか?」


「そんな苗字ホントにあるの?」


「さぁ? かっこよさダイイチでいってみました」


「ランキングには聖(ひじり)とか皇(すめらぎ)とかがはいってるわね」


「スメラギってなんかジョ〜ヒンなかんじする」


「ほかにも柊(ひいらぎ)ってのが人気だってさ」


「でもさ〜」


「ん?」


「やっぱしホ〜オ〜インがイチバンカンかっこよくない?」


「もし本当にいるなら、苗字のせいでそ〜と〜ハ〜ドモ〜ドな人生になっちゃうわね」


「ナイトメアモ〜ドだね」

同情ぎみのそう言う二人だった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る