うっかり。

いつものバス停にて――


「お米と相性のいいオカズかぁ〜」

月夜がそんなタイトルの記事を開くと、読み込まれた数々の画像に目を奪われる。


「五位は餃子かぁ〜。おいし〜モンね〜。パリパリの羽根をお箸で割いてタレにいれて米の上にトンしてからのパク! 後味の残ってる間に米をガブっ! ーーっと、かっこんで口内に広がるハ〜モニ〜はサイコ〜!」

餃子の画像ひとつでそこまで想像しながら、そんな事言う。


「四位から五位は肉肉肉肉なんだ〜。ハンバ〜グ定番中の定番よね! 表面を焼き揚げにした物がウチの好みかな? 噛んだ時にカリとかサクっといった食感のあとに中からジワっと出てくる肉汁――その後味が残ってる内に米をかっこんで口内に広がるハ〜モニ〜! サイコ〜‼︎」


「三位は唐揚げ……う〜ん……ウチ的には唐揚げは単体で食べる派かな〜異論は認めるケド……。ほら、電気街とかでよく売ってるよね? 三店舗ぐらいのカップ唐揚げ集めて食べ比べるするのがウチの好き食べ方かな〜。結局、どれもウマっ! 鳥サイコ〜って結論になるケド」


「二位はトンカツっ! きたわね。トンカツ……ブタの最高料理法だと思ってるわ。ソ〜スカツもいいケド、ウチは味噌カツ派かな〜。ブタの力士姿で有名な棒チェ〜ン店。アツアツのカツに少し甘い味噌。草鞋のような大きさカツを食べた後に米を――あぁ……サイコ〜」


「一位はブタの生姜焼き……いいよねっ! 濃いのになぜかしつこくない味。シンプルすぎて語る事がないのに強烈に美味しいって事は残る……まさに一位にふさわしいわ」

現れないイブキからのLINE『キョ~はるやすみ』――春休み中に登校してしまった失敗を妄想でなかった事にする月夜だった。

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