い~た~
いつものバス停にて――
「ふ~みゅ~……キノ~でたばっかしなのに1ジカンぐらいでゼルダクリアしたヒトがいんだぁ~」
イブキがゲ~ム情報を見ると、昨日販売されたばかりのゲ~ム機の情報を読みながら、
「おみせにもケッコ~ならんでたのかぁ~……イブキさんもサイソクでゲットしたかったなぁ〜……」
イブキがそんな事呟く隣では、
「こ、こんなトコが存在するんだっ⁉︎」
月夜がなにかを読みながら、そんな声を洩らす。
「まさにパラダイスよね~……」
そう言いながら瞼を閉じて、上を向く。
「なになに?」
その月夜の様子に興味を抱いたイブキが月夜のスマホ画面を覗き見る。
「ジド~シャガッコ~?」
月夜のスマホ画面にはなぜか大阪の自動車学校のウエブペ~ジが……?
「月夜そんなにクルマすきだっけ? わかった! クルマたべるきだっ!? ト〇タイ~タ~になるきだっ!!」
「食べるかっ!?」
「え~。ホ〇ダイ~タ~になんないの?」
「なるかっ!」
「わかった! ニ〇サンイ~タ~に――」
「なんないって――ほら、これよ」
月夜は画面を下へとスクロ~ルさせると、
「セ~トはショクド~のたべものとのみものはすべてムリョ~?」
「そそ。ここの生徒になると、食堂にある一〇種類の食事と一四種類のドリンク全部無料なのよっ!」
「へェ~」
「しかもよ。授業を受けてなくても食事だけして帰るのもアリなんだって! あぁ……ウチもうずっとここの生徒でいいやっ!」
そういう月夜を見ながら『シャコ~イ~タ~だっ!』と思ったイブキだった。
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