あぴ〜るぽいんと。

いつものバス停にて――


「創作意欲を掻き立てられる教科書の人物画?」

月夜が暇つぶしに見ていたネットニュ〜スの中にそんな記事を発見した。


「まあ、確かの書き足したい気持ちになるのはわかるケド……正岡子規にザビエル……なんか頭が寂しい人ばっかし……書くトコが多いってのもある」

月夜がそんな事を言っている隣では、


「スイッチでるっ! キョ〜ついにでちゃうよっ‼︎ じゃ、イブキさんちょっとゲオってくる」


「せめて下校時にしなさいよ。ゲ〜ム機もって学校行く気?」

月夜のもっともな意見に、


「いや〜かっちゃうと、そのままシゼンとアシはイエのほ〜へ……」


「サボる気満々かっ!」

ガシっとイブキの襟首を掴んで拘束する月夜。


「はなせ、はなしてくれタイサ〜」

ジタバタともがくイブキ。


「そっだ! スイッチのゲ〜ムカ〜ドってギネスにものってるぐらいニガイんだよ〜――ほ〜ら月夜もかじりたくなったでしょ〜?」


「さすがのウチもゲ〜ム機は食べないわよっ‼︎」


「そんな〜いまのトコ、スイッチでいちばんのアピ〜ルポイントなのに〜」

そんな声を残しつつ、やってきたバスの中に放り込まれるイブキだった。

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