おなじぐらい。

いつものバス停にて――


「う〜ん……ニオ〜どこもカンバイですっごいニンキだな〜……ふゆイベとかぶってたから、ちょっとヨ〜スみしてたけど、ビ〜タのアキバズビ〜トもエンキになっちゃったし……」

イブキがゲ〜ム系情報を見ながら、そんな不満を洩らしている。


「プレステ4でかお〜かな? う〜ん……でも、まだイベントちゅ〜だし……」

新作の購入を迷っているイブキの隣では、


「直径50センチの巨大ピザっ⁉︎」

グルメ系アプリを見ていた月夜からそんな声が上がる!


「直径50センチなら隣にもう一枚置いたら一メ〜トルじゃないっ⁉︎」

続けてそんな意味のわからない声をあげて歓喜する。


「そんなデッカイのたべられるの?」


「へ〜きよ、へ〜き」


「それにたかいんじゃない?」


「それもへ〜きよ。ほら、一五分以内に食べ切ればタダなんだって――三枚ぐらいいっちゃお〜かしら?」


「さ、さんまいもたべんの……?」


「そそ。アンタの身長と同じぐらい」

月夜はイブキの頭に手を置きながら、


「そ〜いわれると、なんかイブキさんがたべられちゃうきがする……」

月夜に頭からバリバリ齧られる姿を想像し身を震わせると、載っていた月夜の手を頭から剥がしながら、そういうイブキだった。

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