ニンジャ。
いつものバス停にて――
「ス~ファミのツゥ~デェ~カクト~ゲ~ムがサンガツにハンバイかぁ~……」
イブキがゲ~ム情報を見ながら、そんな事を洩らす。
「う~みゅ……おもわずニジュ~ネンまえのキジかとおもっちゃったよイブキさん。そしたら、まさかの2017サンガツなんだもん、ライシュ~にはカクヴァルでんのに……ケ~タイきですらスリ~ディ~なのにツゥデェ~カクゲ~なんだモンなぁ~……『ザ ダ~クネス・ハンタ~ アンホ~リ~ナイト』かぁ~……セ~サクにキンタ~ズのカイハツチ~ムがはいってるのはきになるけど……」
イブキがそんな風に洩らす隣では、
「アメリカの運輸局が没収した武器が異常? 武器なんて全部異常だと思うケド……ど~ゆ~意味なんだろ??」
月夜が記事の真意がわからず首を傾げる。
「ふ~ん……アメリカの空港じゃ、毎日九丁の拳銃が没収されてんだブッソ~ね」
月夜は記事を読みながら、そんな事を呟く。
「そんな中でひときわ多く没収されてるのが『手裏剣』?」
唐突に出てきた品に戸惑う月夜。
「シュリケンってあのニンジャがなげてるやつ?」
月夜の呟きを耳にしたイブキが問いかけてくる。
「そ~みたい……」
「それがアメリカのく~こ~でいっぱいボッシュ~されてんだ?」
「そ~みたい……」
「――っと、ゆ~コトは……」
イブキはしばらく熟考した後に、
「ニンジャはヨソ~がいにいっぱいいるってコトかっ!?」
「違うでしょっ! アメリカ人が忍者好きってだけでしょ~がっ!!」
イブキの的外れな言葉にそう返す月夜だった。
むかしハワイを舞台に暗躍する忍者『常夏の忍者』という話しを書いた事があります。
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