使い道のないデバイス。
いつものバス停にて――
「ふ~ん……アイスって賞味期限ないんだぁ~……」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に感心したような声を洩らす。
「マイナス18度以下で保存されていえば細菌の繁殖がなくなり安全で保管期間に関係なく品質が劣化しないかぁ~……いいね、いいね。期限なし味も落ちなって最高じゃない!」
そんな事を言ってテンションを上げる月夜の隣では、
「とお~くにいるあいてにキスのカンショクをつたえるデバイスっ!?」
テクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな話題にイブキが食いつく!
「こ、これがあれば……これさえあれば……」
「ねね、これみてよ月夜」
隣で「アイスやるわね……」とか洩らしていた月夜に振る。
「ふ〜ん……凄いケド……」
「けど?」
「アンタ相手がいないじゃない」
「はっ! そ〜だったっ⁉︎」
よ〜やくそれを思い出したかのように言うイブキだった。
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