よんほん?

 いつものバス停にて――


「フィンランドでベ~シックインカムがはじまるかぁ~……」

 イブキが国際ニュ~スにのっていた、そんな記事を理解しているのかしてないのかわからない表情でそう洩らす。


「アンタ意味わかっていってんの?」

 オシャレ系ニュ~スを見ていた月夜が疑わし気な眼差しを向けながら、


「わかってるよ……あれではたらくてもい~ホ~アン」


「すごいザックリしてるケド、だいたい合ってる」


「――って、月夜はなによんでんの?」

 イブキはそういって月夜のスマホ画面を覗き込む。


「ん? なんか購入した福袋の中に変わった服がはいってたっていう話しを読んでいたのよ」

 そう言いながら月夜は腕を通すトコロが左右に二づつ……四本腕用のタ~トルネックが写った画像を見せてくる。


「なにこれっ!?」


「変でしょ? こんなの――」


「カイリキ~ぐらいしかきれないよね」


「天津飯でも着れるわね」

 不思議な服を見ながら、そう洩らす二人だった。

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