つめる。
いつものバス停にて――
「高さ六〇センチ、重さ三キロの肉ツリ~……」
月夜がユニ~クなイベントを開催する事で有名な肉屋のステ~キハウスで予約注文できる圧巻の料理画像を見ながら、
「三キロのお肉かぁ~……」
月夜はその肉の塊にかぶりつくイメ~ジをしながら、
「ジャガピ~が10エンでつめホ~ダイっ!」
いつものなら月夜が飛びつきそうな話題に珍しくイブキが反応する。
「ジャガピ~いいよね~! オコゲのブブンがすっごいおいし~やつ!!」
イブキがそんな事を言いながら、記事の先を読み進める。
「ふむふみゅ……せんちゃく1000ニンでサンカヒが10エンでジャガピ~つめほ~だい。アジはえらべないのかな~?」
イブキはジャガピ~の山に『ル〇ンダイブ』を決めた後にサンタのようなデッカイ袋にポテトスティックをつめこみまくる自分の姿を想像する。
「そんなに大量のスナック菓子なんてど~すんのよ?」
突然、お菓子の山に現れてそう冷や水を浴びせてくる月夜。
「え~! これからフユヤスミだし……クリスマスだし、ショ~ガツだし……」
「あんまり関係なさそうな気がするケド……」
「あ~ゆ~スティックタイプのおかしはゲ~ムとアイショ~がいいんだよっ! ゲ~ムとアイショ~がいいからもうフユヤスミのあいだのゴハンはゼンブ、これにしよかな~って」
「それアンタが楽したいだけでしょ!」
年末年始はサボりたい家事担当のイブキだった。
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