ゆ~しゃ。
いつものバス停にて――
「ホストファンタジ~のバグがユカイすぎると、ツイッタ~でワダイかぁ~……たしかにオ~プンワ~ルドはボ~サイジョ~ホ~リョ~のためになにかとテマかかるしなぁ~……バグとりだけでケッコ~なジカンもかかちゃうし、とりのがしがあってもフシギじゃないよ……」
イブキがそんな開発者目線のセリフを洩らしながら、続きを読み進めようと画面を下へとスクロ~ルさせていく。
「クッキングメガネ――イグニスさんけ~バグがおおいんだね~。ハント~メ~のままもどらない『ゴ~ストイグニスさん』やセントウチュ~にヘンなポ~ズをしたままもどらくなる『キメイグニスさん』、クルマでのるばしょをまちがえる『おっちょこちょいイグニスさん』、トレ~ドマ~クのメガネのいちがズレってとびだしてる『ズレてますイグニスさん』、ドライバ~のイグニスさんのヒョ~ジがきえてカンゼンジド~ウンテンになる『やっちゃえイグニスさん』などなどのバグかぁ~」
イブキが笑いながら、バグ集を読んでいる隣では、
「牛刀を引き抜ける勇者募集?」
月夜がナイフメ~カ~のブログを読みながら、そんな事を洩らす。
「石の台座の上にペットボトルに塩を敷き詰めてそこにナイフを刺してサビなさをアピ~ルするイベントかぁ~。一〇〇日間塩に着けてサビないことをアピ~ルするのね。引き抜く人の応募資格は一二月二三日生まれで、当日一〇時に会場に自腹でこれる人、勇者に縁のある人、または『山田孝之』――ヨシヒコ関係で名指しか――でか、を募集。なお、誰も応募がない場合は事務のおばちゃんが引き抜く予定……」
「なんで、そんなヘンモンよんでんの?」
月夜にむかって問いかけるイブキ。
「いや……求人のトコにのってたから」
そう言いながら、スマホ画面を見せる月夜だった。
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