すり〜ないん。

いつものバス停にて――


「15はやくも500マンボンとっぱ! しかもシリ〜ズしじょ〜さいそくかぁ〜。カップヌ〜ドルをニッシンがさしいれてワダイにもなってたな〜」

イブキがゲ〜ム情報の中にあった、そんな記事を読みながら、


「むかしテレビのシ〜エムとアニメでコラボしたやつあったけど、すっごいロコツにカップヌ〜ドルばっかしたべるシ〜ンあったなぁ〜。イグニスにきがリョ〜リと〜ばんだけど、サボりたいトキにでてくんのかな? カップヌ〜ドル」

イブキが前髪を立たせたメガネの男性キャラを想像しながら、そんな事を言っている隣では、


「かつ屋でカツカレ〜やカツ丼が五〇〇円っ!」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事にテンションを上げる!


「いいじゃない! カツカレ〜一〇皿食べても五〇〇〇円っ‼︎」


「カレ〜じゅさらって……もうバツゲ〜ムのいきじゃない?」


「そんな事ないわよっ! 米にカレ〜どんだけ食べても飽きないし、なによりサクサクのカツがのってんのよっ⁉︎」


「そのせ〜でおもくてヨケ〜はいらないきがする……」


「そんな事ないから、ほらアンタも五〇〇〇円もって今日の帰りに行くわよ」


「えっ⁉︎ イブキさんもジュサラかくて〜なの?」

夕方にカツを口に入れたままカレ〜まみでひっくり返る自身の姿が想像できるイブキだった。

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