せんと~
いつものバス停にて――
「ゲ~センにあるポップコ~ンせいぞ~きのアジがヒドいとツイッタ~でわだい?」
イブキがゲ~ム情報の中にあった、そんな記事に興味を惹かれる。
「なんだろ~? アジがヒドい?? マズイのかな??? でも、マズイならマズイってかいてあるしなぁ~????」
読み進めるたびに増えていく頭上の疑問符。
「うわっ!? なにコレ???」
画面を下へとスクロ~ルさせていくと画像が読み込まれ、それをよく見てからそんな声を上げる。
「しおアジばっかしっ!」
画像はポップコ~ンの味を選択するボタンを写したモノ、『キャラメル』『しお』『シオ』『塩』『SHIO』となっていた。
「ど~してこ~なちゃったんだろ~? むしろいきのこった『キャラメル』をほめるべきなのかな?」
そんな事を言っているイブキの隣では、
「銭湯で『女の湯』に男の子がいても許せる年齢かぁ~……」
なにか過去にそんな状況に遭遇した事があるのか、月夜がそんなアンケ~ト記事を読んでいた。
「ふ~ん……小学生は2割弱の人がアリなんだ~……ウ、ウチは恥ずかしいからナシかな~」
月夜がそんな事を洩らすと、
「それは月夜のオッパイがすっごく『デンっ!』ってしてたから「スゲェ!」ってみてただけじゃないの? イブキさんはぜんぜんみられないし」
「……それは、アンタの身体がまったく特徴も凹凸もないからでしょ」
月夜の言葉にバス停によりかかって落ち込むイブキだった。
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