の~ぶら。

 いつものバス停にて――


「ガリガリくんのイモ~トが5ねんぶりにフッカツかぁ~……イブキさんゴハンのあとのガリガリくんスキだけど、う~ん……『ガリこちゃんやわらかシロさわ~』? ヨ~グルトっぽいやつなのかな?」

 首を傾げながら、記事の続きを読み進める。


「やっぱし、なめらかヨ~グルトキャンディ~のあじかぁ~。ゴハンのあとにアライモノしてクチにガリガリくんのサイダ~をつっこみながらへやにもどるのが、ニッカのイブキさんにはちょっと……ゴハンのあとにはスッキリしたサイダ~がサイキョ~だよねっ!」

 誰にともなくそんな事を呟くイブキの隣では、


「う~む……ウチには無理だなぁ~」

 月夜が何かのアンケ~ト記事を読みながら、そんな事を洩らす。


「ん? どしたの??」

 月夜の呟きを聞きとめたイブキが尋ねてくる。


「これ見てよ」

 そう言いながら月夜は見ていたスマホ画面を向けてくる。


「ええっと……」

 イブキが画面に顔を近づけ――


「オンナのコがノ~ブラでガイシュツできるかアンケ~ト?」


「なんと3割の人がしてんだってさ、ウチには無理だな~って」


「あ~……ナルホド……」

 イブキは月夜の『デンっ!』と制服を押し上げてる膨らみに視線を向けながら、


「ういちゃったり、ゆれちゃったりするとタイヘンだモンね」


「おっきな声で言わないでよっ!」

 顔を赤らめてそんな事を言う月夜だった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る