あいてむ。
いつものバス停にて――
「ラ~メンのス~プは飲み干すか、残すかで大激論?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に首を傾げる。
「そんなの飲み干すに決まってんじゃないっ! もちろん無理はよくないケド……やっぱり出された物はキッチリと完食しないとネ!!」
様々なラ~メンの画像を食い入るように見ながら、そんな事を呟く月夜の隣では、
「おぉ! こ、これで……」
テクノロジ~系ニュ~スを見ていたイブキが驚愕と歓喜の入り混じった声を上げる!
「これをクチにあててしゃべるだけで、ジド~ほんやくしてくれるド~グ! これでもうアメリカごなんかベンキョ~するヒツヨ~なくなるよねっ!」
そんな事を言いながら、拡声器が映ったスマホ画面を見ている。
「はやく、はやく。アメリカごのジュギョ~なくないかな~」
おそらく、そんな日は来ないだろうと思うが、ワクワクしながらそんな事を言うイブキに、
「いや、そんな日こないでしょ」
「いやいや、だってコレがあればベンキョ~しなくてもはなせるよ~になんだよっ!」
「うん。聞き取りはど~すんの?」
月夜の言葉に、
「はっ!?」
と、その事に気づくイブキだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます