ば〜が〜

いつものバス停にて――


「ミニファミはネコ(イヌ)リセットにタイオ〜?」

イブキがゲ〜ム情報の中にあった、そんな記事に興味を惹かれる。


「ゲ〜ムのサイチュ〜にリセットをおされると、チュ〜ダンポイントとしてセッテ〜される。これでネコとキョ〜ゾンできるっ!」

握り拳を高々と掲げ、そんな事を言っているイブキの隣では、


「肉を肉で挟んだハンバ〜ガ〜?」

月夜が肉の間でチ〜ズが蕩けている段重ね肉の画像を見ながら、


「いいじゃない! ちょっと手が汚れそうだケド、肉を肉で挟む――考えつかなったわ!」

興奮ぎみにそう言う月夜に、


「えぇ〜! それってニクのアジしかしないんじゃないの? こっちのチョコバ〜ガ〜のがおいし〜よっ‼︎」

そういってイタリア限定品の画像が写ったスマホ画面を見せる。


「イタリア限定かぁ……ちょっと気になるケド、ウチは肉かな〜」


「イタリアいけないけど、つくるモン!」


「あっ! じゃ、ウチのもお願い」

食せる物はとりあえず平等に頂く月夜だった。

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