ろぼ。

 いつものバス停にて――


「ふ~ん……スシロ~のパンケ~キが人気のため販売休止かぁ~……」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「9日の発表から気になってたのよね~。まさかこんなに早く販売休止になるとは思わなかったケド……食べられないとなると、食べたくなるのよね~」

 そんな事を呟く月夜の隣では、


「ニホンはじまったっ!」

 テクノロジ~系ニュ~スを見ていたイブキが突然、吼える!


「ヒトがのって、ロボットにヘンケ~できるクルマ!」

 イブキが記事を読みながら、興奮していく!


「しかも、ちゃんとニソクホコ~できんだっ! ロケットパンチとジバクソ~チと3タイガッタイはついてないのかな?」


「車が合体すんの?」

 月夜が首を傾げる。


「ロマンだよ!」


「ロケットパンチできんなら、そっちに乗ったほうが早く着かない?」


「ロマンだょ!!」


「自爆装置で自爆した場合、車両保険効くのかな?」


「ロマンだっ!!!」

 イブキの夢想するロボにはロマンがいっぱいだという事がわかった月夜だった。

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